斎藤様 親学会スピーチ

11月28日スピーチです。よろしくお願いします。

息子の最初の夢図はお笑い芸人でした。先生からお笑いは間を制すことというアドバイスをいただき、正直、勉強よりも難しいな・・と思ったことを覚えています。このころの私は間を制すということはただ、タイミングのことかなと思っていました。また同時期に夢は変わるかもしれない、息子が将来どんな仕事についたらいいのか、夫婦で話した時に、夫が「専門と専門の間を埋められる人ってなかなかいないんだよね」と言い、私もそうだなと思いました。私は専門家が苦手に思う時があります。特に自分にしかわからないように話して伝わってこない説明をする人が苦手です。わからない人との距離感をつかまないで一方的なように思ってしまいます。これはおそらく今までの「スペシャリスト教育」の間なのではと思うのですが、この話から埋めるという言葉の意味が繋ぐというような意味に近い感覚で気になるようになりました。
先生のお稽古も、ただやっているだけではなく、今の自分のレベルと先生のレベルを埋めるなにかが必要に思えるようになり、夫の話とミックスされたのか間と間を埋める、繋いでいく、間がなくなる、というところも間を制すなんだなと思うようになりました。間と間を埋めていく過程で得たことは、今塾で勉強を理解するまでの過程で役立っています。

また、私と息子にも間は存在するはずで、その間を理解していきたいと思いながらも私の我が強く、ここまでで納まってほしいという思いがあったと思います。ここまでというのは特に疲労です。今は私にも息子にとっても本人の力量よりハードなスケジュールとなり、もたないところがあるので、調子を崩さないかひやひやしてしまいます。
そこはハードの部分(ソフトを使うため基礎的な能力)を上げるのが解決法だと気づきつつもどこから手をつけたらいいのかわからず、新しいことが何もできずにいました。
最近の貴花田夫妻のことを知ったときに、ケイコさんが「癒す、モチベーションアップ、セルフコントロールが上手くなり大人になったと思う」というように言われていて、私に足りないハードはそこだなと思いました。おそらく息子もそうだと思います。大変だと思うとつい頭を使ったり、心を見直したりするよりも力を入れてしまっている自分に気付きました。息子が集中力に欠けたときに力で組手をしてしまうように、型でも肩に力が入ってしまうように、頭や心を使わず力んでしまう。それはどういう時なのか考えてみると外の世界、目の前の現象ばかりが気になり、自分自身をないがしろにし、自分の中をみていない時のように思います。息子がみせてくれたので意識し、早急に対応していきたいところです。

息子は夢をかなえるためには医学部に行かねばならず、医学部に入るためには勉強が必要です。自然体を勉強に置き換えられるとよいと聞いていても、どう置き換えたらいいのかわかりませんでした。ふと一つ置き換えのアイディアが浮かんだのは漢字です。ピラミットイメージ法なら一度にたくさんの漢字がイメージでき、一瞬で1万回くらいの練習量になりそうに思ったので、やってみたら?と言ったら、「ん?やってる・・・」と言われました。感想を聞いたら覚えやすいようです。インプットにはよさそうに思えました。
そして頭のよさと言えばインプットアウトプットに強いところではないかと思います。
自然体ならやりやすくなるのかな・・・と思っていたものの、私にはなかなかできませんでした。ある時、カツオのお刺身サラダを作ろうと思ったものの、カツオのシーズンにしか作らないのですっかりレシピを忘れてしまい、本を見ようと思った時に何ページに書いてあったのか気になりました。その時、あ、今自然体になれそう・・・アウトプットの感覚がくるな・・と感じました。今、私は100パーセントカツオのお刺身サラダが食べたいし、作りたい。丈瑠も食べたい。このレシピのページは私が20年もめくっているページで、きっと体のどこかでは覚えているけれど、今表層でわからなくなっているだけ。欲求は十分ある、と思ったときに感じたのは・・・清潔な病院の空気、おそらくこれは息子が清潔感と発表した内容・・・、そして目に入ったのは自宅から見える氷川参道のケヤキの木、これからたぶん、体の奥底から答えが返ってくる、私にしか聞こえない大きな声で・・・と思ったときに、体の底から大きな声が「53ページ!」と教えてくれました。たぶん、合っているはず・・・と本をめくると・・53ページにそのレシピはありました。思いっきり鳥肌がたち、こういうことなんだ・・・と体感できました。
私が何故、自分の体験をお話するかというと、子供達の発表に興味を持つと体験できるからです。こういう形でいいのか悪いのかはわかりませんが、誰かの体感のために役立ち、恩返しになればいいなと思います。
先々週くらいに先生がS君に伝えていたことはこういうことかなと思います。
もしSくんがまだ体感していなかったら、私が体感したのでS君もきっとできると思います。そしたら、ちょっとは宿題、楽しいかもね。
この53ページは忘れにくいです。でも浮かれたら忘れました。浮かれるとダメになるようです。
そして「カツオのお刺身サラダ」にここまでの欲求があった自分が振り返ってみるとちょっと恥ずかしいです。恥ずかしいけど、乗り越えなければ伝わらないので、頑張ってみました。