久世様~親学会スピーチ原稿

今回は良い出会いがありましたので、そのことについてお話します。

朔太郎のお姉ちゃんはスポーツの世界で頑張ることを決心し、私もサポートしていく覚悟です。

しかしながら日々の練習の中で当然、順番にまわってくる仲間外れや、理不尽な妬み嫉みなどに悩まされます。
私も、嫉妬や妬みで苦しい時期があり、それでも谷垣先生の話を聞いていますから、目に見える表面上の事柄で悩まなくて良いと、それなりにやり過ごしていました。
そんな時、谷垣先生が、朔太郎が好きだろう、と、奈良国立博物館の法隆寺国宝展のご本を貸して下さいました。
私も仏像が好きで、ありがたく拝見していましたが、
そこには、なぜ人は仏に祈るのか、といったお話も書いてあり、とても心にしみまして、もっと仏教のことを知りたい、と思いました。

さらに谷垣先生からご紹介のあった、玄侑宋久さんの「現代語訳 般若心経」、西山厚さんの「仏教発見」を読み、お釈迦様のお話や般若心経について、思いをはせる時間を持てました。これらの本を読み進んでいきますと、「なんであの子はうちの子をばかにするのだろう」「なんであの子が選ばれてうちの子が補欠なんだろう」「うちの子の方が上手いのに」「なんで、なんで、なんで、」という気持ちになってしまう自分を、逆に許せるような気持ちになりました。

仏教では、悪口を言ったり言われたり、欲張ったり、人を憎んだりすることは悪とされています。そしてまた、そんな悪行を犯しながら生きていくのもまた人間だと。そういうどうしようもない「業」を、私はどこかで清算しなければ、朔太郎にも、お姉ちゃんにも、マイナスを背負わせることになるのだと思います。

「悪口とか、いじわるは、実体のないもの」で、「自分が悪口とか、いじわると捉えないようにする」ことができれば、少し変われるのではないかと思っています。

私は無宗教です。私自身も子どもたちもキリスト教の幼稚園でしたし、神社にお参りにもいきます。それでも今回改めて、お釈迦様の教えがやさしく心に響いて、一番すきだなあと思いました。今度はお釈迦さまとその弟子たちの話を読んでみたいと思っています。